満州で敗戦を迎え、引揚げを体験した。中央公論社の編集者を経て、戦死者や遺族ひとりひとりの人生を掘り起こす記録文学へ進む。ミッドウェー海戦では日米の戦死者3,418人全員の名簿を自力で作成し、「数」として扱われた死を「個」に戻す仕事を続けた。
著者紹介は「何を史料に、どう書くか」の事実記述に限っています。視点の違いは「対で読む」の本の並びでご覧ください。
収録している4冊
記録 ミッドウェー海戦
記録 ミッドウェー海戦
ミッドウェー海戦の日米戦死者3,418人全員の名簿を、著者がひとりで調べ上げて作った。階級・出身・遺族——「数」だった戦死者を「個」に戻す、記録文学の極点。
滄海よ眠れ
新装版 滄海よ眠れ ミッドウェー海戦の生と死(全5巻)
名簿づくり(『記録 ミッドウェー海戦』)から進んで、戦死者と遺族ひとりひとりの人生を日米双方に訪ね歩いた大作。海戦の「その後」を生きた家族たちの40年。2025年に待望の復刊。
妻たちの二・二六事件
妻たちの二・二六事件 新装版
処刑された青年将校たちの妻は、その後の35年をどう生きたか。事件を「遺された女性の側」から記録した、澤地の出発点となった作品。
14歳〈フォーティーン〉
14歳〈フォーティーン〉満州開拓村からの帰還
14歳で満州の敗戦と難民生活、引揚げを体験した著者の自伝。植民地で暮らした少女の目から、「外地の敗戦」がどういうものだったかを伝える。