スタンダール研究者だった35歳で応召し、ミンドロ島で敗走・被俘虜を体験した。その体験を内省的な手記(『俘虜記』)と小説(『野火』)に書き分け、晩年には日米両軍の資料を渉猟して戦史(『レイテ戦記』)へ進んだ。個人の体験から出発して戦争の全体へ迫った書き手。
著者紹介は「何を史料に、どう書くか」の事実記述に限っています。視点の違いは「対で読む」の本の並びでご覧ください。
収録している4冊
レイテ戦記
レイテ戦記(全4巻)
日米両軍の資料と生存者の証言を渉猟し、8万余の日本兵が死んだレイテ決戦の全貌を再構成した戦記文学の金字塔。元俘虜の作家が「死者の記録」として書いた、個人による戦史の到達点。